思い出話の最近のブログ記事

独立のきっかけ1

バブル時代に比べると当時は確かに不景気だったのですが、2009年現在と比べるとそれほど悪い状態ではなかったと思います。
やはり、キャリア数年程度で独立できるほど世の中は甘くはないと言うことなのだと思います。
徐々に自信を取り戻しつつあった20代終盤の私は、前向きに独立を意識し始めていました。
当時デザイン業界ではコンビューター化の時代が迫りつつありました。
既に先進的なデザイナー達はコンビューターを導入、新しい表現をつくり出していました。
それまで100万円単位で必要だったMacの導入費用も、新しいCPU「Power PC」に変わるのをきっかけに数十万単位と一気に手の届く価格になり、私も個人で購入しました。

時を同じくして会社でもMac導入が検討され私が導入を進めることになりました。

個人でMacを購入するにあたって、購入の半年前くらいからMac関連の雑誌を隅から隅まで読みあさり準備万端の私にとって、会社でのMac導入はあらゆることが新鮮でそれまでと同じ内容の仕事であってもMacで作業するというだけで楽しくて仕方の無いものになりました。そして独立するために覚え始めたMacによってまたしても独立の機会を逃してしまいました。
前回の続き

友人がグラフィックデザインでどんどん独立していく中、
私はと言えば、学生時代に持っていた自信を完全に打ち砕かれ、自分の夢さえも見失いかけていました。デザイナーを続けている理由は「意地」だけ。

今思うと、当時の自分は何よりも「デザインは企業の業績を上げるために存在している」と言う基本的なことを本当の意味では理解できていなかったのだと思います。

その最悪の時代は数年続き、ある程度の自身を取り戻すのに5〜6年もかかってしまいました。
思わぬ遠回りになってしまいましたが、友人が次々と独立する中、自分は独立の時期を逃し、長く続く不況で友人が仕事を失っていく状況を見ることになりました。
私は、学校卒業と同時に新卒として今のデザイン会社に勤務し始めました。
あれから25年。
学生時代は3年働いたら独立だ! なんて友人と話していました。

元々、工業デザインに強く引かれていた私は、インテリアデザイン専攻でありながら工業デザインのデザイン会社に入りました。
当時の友人はほとんどがグラフィックデザインのデザイン事務所に就職。

私たちが入社した当時、時代はバブルまっただ中。
グラフィックデザインの友人たちは溢れるばかりの仕事の量に、まだ数年の経験でありながら次々と独立していきました。

そして、数年後バブルがはじけ、当時独立した友人は今、一人もデザインを仕事にしていません。

私はと言えば・・・・・。

この話は、少し長くなりそうです。
何度かに分けて書いていきます。




 

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