デザインについての最近のブログ記事

DIC以外にスタンダードな色見本としてパントンがあります。

パントン色見本にはたくさんの種類があり、一見すると非常に分かりにくいのですが、
大別するとまず使用分野毎に

グラフィック・印刷業界用と、
ファッション関係用の「ファッション&ホーム」と、
工業デザイン用の「プラスチック」の3つに分けられます。

グラフィック・印刷業界用のメイン色見本には、
色の確認や選択に適した扇状に開いて使う形体の「フォーミュラーガイド」と
色指定に適したミシン目でちぎって使うバインダー形式の「ソリッドチップス」があります。どちらも基本となる特色1114色を収録し、コート紙・マットコート紙・上質紙の3タイプの紙に印刷された3つの種類があります。

さらに、基本の1114色の他に淡い色を集めた「パステルフォーミュラーガイド」と「パステルチップス
メタリックカラー204色を収録した「メタリックフォーミュラーガイド」と「メタリックチップス
パントンソリッドカラー1113色を10%きざきみで10〜80%の網点表現など34種のカラーエフェクトで表現した「チント
ソリッドカラーの近似色を4色刷で表現した「カラーブリッジ
4色刷で表現された3000色を収録した「フォーカラープロセス・ガイドセット
ソリッドカラーをCMYKOGの6色刷で表現した「ソリッドインヘキサクロームガイド
があります。

パントン色見本の場合は、色指定する相手もパントン色見本を持っている場合は、色の選択がしやすい「フォーミュラーガイド」を持っていれば良いと思いますが、相手が持っていない場合は、ちぎって書類に添付できる「ソリッドチップス」が必要だと思います。
いずれにしても、海外で生産する場合が増えている今、パントンでの色指定を望む会社は増えているようですが、国内では依然としてDIC色見本が主流のようです。
前回に続き、主な画像形式の違いです。

主に印刷の配置画像に使われる画像形式。
EPS 拡張子は.eps
ベクトルデータとビットマップデータの両方を含むことができるフォーマット。イラストレーター・フォトショップなど多くのDTPソフトで扱うことができる。
高解像度用と低解像度用の2つのデータを内部に持ち、画面表示を軽くできる。

PSD 拡張子は.psd
アドビフォトショップの標準保存形式。フォトショップのレイヤー情報などをそのまま保存できる。以前は配置画像がeps以外の形式を配置しないのが基本だった。

TIFF 拡張子は.tif
1986年にMicrosoft社及びAldus社(アドビシステムズに合併)によって開発された画像フォーマット。アプリケーションソフトに依存することがあまり無いフォーマット。
現在では汎用の画像データフォーマットとして広く普及し、商用のデジタルカメラの保存形式として用いられることも多い。

その他にも
BMP(Windows環境で標準的に使用される画像形式 )  
PICT(Mac OSで標準的に使用される画像形式 )
があるが、DTPにおいて配置画像として使われることは少ない。
以前書いた「色合わせ」では、一般の方との色の確認方法について考えてみましたが、もっとベーシックに印刷・デザインの分野での色合わせのスタンダードな方法を書いておきます。

印刷・デザインの分野での色合わせのスタンダードな方法は色見本で指定する方法で、国内では「DICカラーガイド」での指定がもっともポピュラーです。
日本で印刷に関わる仕事をしている人で「DICカラーガイド」を知らない人はまずいないだろうというほど、「DICカラーガイド」は色指定の必須アイテムです。
「DICカラーガイド」というのは、「DIC株式会社」が販売している色見本帳で、上質紙に「特色」で印刷された数百枚の色チップを束ね、色指定時にミシン目で切り取って添付できるようになっている。

普通 雑誌などカラー印刷にはC(青)・M(赤)・Y(黄)・K(黒)の4色を組み合わせて色を再現するのに対して、「特色」はインクを混ぜ合わせて1色で色を再現します。
ですから、本来4色印刷にDICで色指定などは無意味なのですが、あまり印刷に詳しくない人はDICで指定してくることがあるようです。
「DICカラーガイド」にはいくつかの種類がありもっともベーシックなものは「DICカラーガイドpart1」で、ほとんどの印刷屋さんが所有しているので、色番号を指定するだけで通じると思います。ただし生産ロットによっては若干の色の違いがあるらしいので正確にしたい場合は何版かを指示するか色チップを添付する必要があります。
他にも「DICカラーガイドpart2」「日本の伝統色」「フランスの伝統色」「中国の伝統色」がありますが、こちらは場合によっては所有していない印刷屋さんもあるようですので、その場合は必ずチップを切り取って添付した方が良いと思います。
最新の「DICカラーガイドpart1第19版」には652色が収録されており、普通の人にはこれだけ色数があれば無い色は無いと思うようですが、実際に選んでみるとなかなかイメージ通りの色は無く、他のDICが必要になってきます。(「DICカラーガイドpart2」-637色「日本の伝統色」-300色「フランスの伝統色」-321色「中国の伝統色」-320色が収録されているのですがそれでもイメージ通りの色はなかなか見つからないものです。)


cm1.gif
前回の配置画像の形式に関連して、主な画像形式の違いを書いておきます。

主にホームページの配置画像に使われる画像形式。
JPEG 拡張子は.jpg
インターネット黎明期から画像の標準形式として使われてきたフォーマット。
画像を圧縮して保存できるためデータを小さくできる。非可逆圧縮のため画像は劣化する。
イラストレーターにも配置可能だが、多くのjpgが配置されたaiデータは開く時に時間がかかる時がある。
フルカラーが扱えるため写真データの保存に使われることが多い。
圧縮率を選ぶことができる。
コンパクトデジカメの保存形式はJPEG形式のものが多い。
JPG圧縮の概念は(正確な原理については残念ながら理解不能でした)、同じか似通った隣接するピクセルを、代表的なピクセルを残して他を間引いて保存。
開く時には、残されたピクセル情報を元に間引かれた分のピクセルを擬似的に復元する。
ですから開く、保存を繰り返すと、元のピクセル情報がどんどん失われていくためどんどん画像が劣化する。

GIF 拡張子は,gif
インターネット普及以前パソコン通信時代から使われている画像形式。
使える色数は256色。可逆圧縮形式のため、開く保存を繰り返しても画像は劣化しない。
透明とアニメーションをサポートしている。
また、インターレースGIFで保存するとインターネットでは読み込みに合わせて段階的に表示される。
色数が256色のため、ロゴやアニメ画のような諧調の少ない画像の保存に使われることが多く、JPEGとは比較にならないほどデータを小さくできる。

PNG 拡張子は,png
可逆圧縮形式のフォーマット。特許使用料が発生する恐れのあったGIFに変わる画像フォーマットとしてGIFの機能を拡張、機能強化した形式。
GIFより高い圧縮率、使用色数を選べるなど機能的だが、IE6以前のブラウザは保存方法によっては対応していない。また、現在ではGIFの特許期限が切れ、GIFの自由な使用が可能になり、GIFの特許使用料回避の意味はなくなっている。

印刷データで使われる画像形式は次回に。
今回この記事を書くにあたって改めて各画像の特徴を調べ直し良い勉強になりました。
ずいぶん間を空けてしまいました。
久しぶりの更新です。

前回の色合わせの続きです。
色合わせをするのにもっとも手っ取り早いのは、いつも頼んでいる印刷屋さんの色に合わすことです。
これまでの印刷物と同じ色に見えるようにパソコンを調整してしまう訳です。
色々なところにデータを出す必要のあるデザイン事務所はそんな訳にはいきませんが、一般の会社ならこれで十分です。
ただ、Adobe IllustratorとPhotoshopの設定くらいは、ある程度正しく設定しておきましょう。

Adobe IllustratorとPhotoshopの設定のしかたを説明します。

これは、当社がよく使うネット注文の印刷会社の推奨設定ですので、印刷屋によっては異なる設定を勧めている場合もあるかもしれませんのでご注意下さい。
ただし私の経験では、凸版印刷のような大手の印刷屋さんであっても、色設定の仕方はちゃんと教えてくれません、(というか多分、専門部署のスタッフしか知らない情報で営業マンはそこまでの知識が無いんだと思います。)

Adobe Illustrator CS〜4、Photoshop CS〜4、にはすでにいくつかのカラー設定が用意されています。その中で、オフセット印刷用のプロファイルである「Japan Color 2001 Coated」が組み込まれている「プリプレス用-日本2」に設定して下さい。
Japan Colorは、日本の枚葉(カット紙)のオフセット印刷色標準規格で、日本の印刷標準色のISO規格でもあります。

CS以前のAdobe Illustrator、Photoshop の場合は、
「Japan Color 2001 Coated」をAdobe社のダウンロードページからダウンロードして、所定の場所に保存して下さい。
また「Japan Color 2001 Coated」はコート紙用なので、インキの総量が多めにせっていされているため、乾燥に時間がかかるマットコート紙やケント紙、最高級上質紙などはインキの総容量が抑えられた「Japan Color 2001 Uncoated」を選択する方が良いようです。

これでAdobe Illustrator、Photoshopのカラー設定は完了です。
後は、これまでの印刷物かまたは、印刷屋さんが作成しているカラーチャートを見ながら画面の調整をして下さい。
これで、少なくとも画面の色といつも頼んでいる印刷屋さんの色は同じになるはずです。


 

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